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迷走生活

睡蓮の開花を微速度撮影してみた

睡蓮に魅入られて3年目になる。
実はハスとスイレンの区別すらついていなかったのだが、ビオトープ(独立して循環する生物の生息環境)を作ってみたいと思ったのをきっかけに水生植物に興味を持ち、スイレンの中でも最もシンプルで大きさ的にも育てやすそうな、ヒメスイレンをメダカと共に育てることになった。大輪の菊だと難しいだろうからタンポポにしようとかそういうレベルである。

ヒメスイレンはスイレンの中でもヒツジグサという日本に生育している温帯スイレンの系統で、花は3~4cmと小さく寒さにも強いので比較的育てやすいと言われている。ヒツジグサは「未草」と書き、未の刻(午後2時)に咲くことに由来しているとか。

そのスイレンがこの夏も開花した、というのは先日書いた通りだが、今年はその開花の様子を何とか収めてみたかった。微速度動画はこういう場面でこそ力を発揮する技法である。途中で花が倒れたり露出が思うようにいかなかったり雨が降ったり、いざ取りかかってみると結構難しく、3日間、花が咲いている間ずっとシャッターを切り続け、出来上がったのがたったの48秒というのは泣ける。



今年最初のヒメスイレン

珍しく星の見えた七夕の翌日、ベランダのヒメスイレンが今年最初の花を咲かせた。

3年目になる今年は鉢の中が大変なことになっていたので、びっしり絡まっていた根を切り落とし、泥も新しく練り直して植え替えてやった。植え替えてからしばらく冷え込みが続き、芽が出るまでに時間が掛かったので心配だったが、広くなった鉢の中でのびのびと育ち、新入りのオオサンショウモに埋め尽くされる中、今年も呆れるぐらい可憐な花を咲かしてくれた。

花の直径はわずか3cm。
いつも春になると「今年は他のスイレンに手を出してみようかな」と思ったりするのだが、夏の日差しの下、濃い緑の水面に咲いた親指サイズの白いのを見てしまうと浮気できなくなる。毎年見ているのにその清廉で可憐な姿にじっと見入る。

去年の夏はシーズン中に引越をしたりと、慌ただしく環境が大きく変わったのもあってか、ハダニにやられてしまったが、今年は最後の一輪までちゃんと咲かせてあげたい。

その下ではメダカが今日も元気に暴れ回っている。