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迷走生活

今日の空 2010年8月12日

ベランダからの眺めは、夜景として見るなら最高だが、空を眺めるにはあまりに明るすぎるので、自宅から30分歩いたところにある池に行ってみた。
空が明るいことには変わりはないが、周囲を殆ど森に囲まれ、街灯も車の通行もないので、星座のチェックぐらいならできる。ただし市街地の暗闇なので、幾分物騒であったり、自分が不審者扱いされることもあるかもしれないが、ここがダメなら山のひとつでも越えなければダメだろうという場所だ。

東の空
南東の空
東の空 南東の空
8月の中旬でも深夜0時頃だと空は秋真っ盛りである。秋の星は明るい星が少なく、それ故に星座の象りも無理があったりいい加減なので星座の説明が難しい。アンドロメダやペガススは良心的だが、うお座など暗い割に広範囲なので空を指さしての星座説明はほぼ不可能。
日没後西の空で輝く水星・金星・土星・火星に対し、東から昇ってくるのが木星と天王星。天王星は目視は難しいが今は比較的明るいので、写真上で星図と照らし合わせれば確認はできる。その上の四角形がペガススとアンドロメダ座の一部からなる「秋の大方形」で、秋の星座探しの基準となる。
南の空
南西の空
南の空 南西の空
南の空を占めているのはこれも形状の説明が難しいみずがめ座。その下にある、少し明るい星は秋の星座唯一の一等星である、みなみのうお座のフォーマルハウト。やぎ座のしっぽのあたりに今は海王星が位置しているようだが暗くて見えないので位置だけ推測。
低空には夏の星座のいて座が見える。光害もなく空気の澄んだ場所で見ると、このいて座あたりから天頂にかけて天の川が見える。ここから西は北へかけて市街地の明かりで絶望的な明るさになる。
天頂付近の空
東の空
天頂付近はおなじみの夏の大三角がまだ余裕で陣取っている。18mmのレンズ(35mm一眼レフで27mm相当)でギリギリ収まるぐらい。真下からレンズを上に向けるので覗き込んで構図を作るのが難しい。
北の空
東の空
都市部に面している北はやっと北極星が見える程度で、北斗七星は夕方に沈み、これからの季節はカシオペア座が北の空のガイドになる。北東の空にはペルセウス座が上がっており、流星群の極大日も近いので近辺を気にしてはいたが、今年はひとつも目視出来なかった。

これが明け方近く、またはもう少し秋も深まった頃だと華やかな冬の星座で楽しめるのだが、それでももはや星を撮影するというレベルの空ではないということを改めて実感。もっと空に近い場所へ行かねばと思う。

睡蓮の開花を微速度撮影してみた

睡蓮に魅入られて3年目になる。
実はハスとスイレンの区別すらついていなかったのだが、ビオトープ(独立して循環する生物の生息環境)を作ってみたいと思ったのをきっかけに水生植物に興味を持ち、スイレンの中でも最もシンプルで大きさ的にも育てやすそうな、ヒメスイレンをメダカと共に育てることになった。大輪の菊だと難しいだろうからタンポポにしようとかそういうレベルである。

ヒメスイレンはスイレンの中でもヒツジグサという日本に生育している温帯スイレンの系統で、花は3~4cmと小さく寒さにも強いので比較的育てやすいと言われている。ヒツジグサは「未草」と書き、未の刻(午後2時)に咲くことに由来しているとか。

そのスイレンがこの夏も開花した、というのは先日書いた通りだが、今年はその開花の様子を何とか収めてみたかった。微速度動画はこういう場面でこそ力を発揮する技法である。途中で花が倒れたり露出が思うようにいかなかったり雨が降ったり、いざ取りかかってみると結構難しく、3日間、花が咲いている間ずっとシャッターを切り続け、出来上がったのがたったの48秒というのは泣ける。



今日の空 2010年8月5日

8時頃、西の方向、しし座からおとめ座にかけての空。
7日に太陽から最も離れて見える最大離角を迎える水星が、西の地平ギリギリに見えている。さらに金星、土星、火星も接近して賑やかなことになっている。写真では残念ながら水星を捕らえるタイミングでは火星が建物に遮られてしまっている。

夏空

今年はいつになく暑い気がする。
というのは毎年思うことだが、温度計をベランダに出して気象庁公式ではない、自分の環境気温を測ったみたら、午後2時過ぎあたりで46℃を超えた。体温どころか風呂でも熱いと感じる温度である。外を歩いていても暑いというよりも湯の中で呼吸ができればこんな感じかという質量のある暑さだ。

だが夏の空は見ていて飽きない、メリハリがあり、雲は生き物のように空を這う。夕立に洗い流されて澄んだ空を見上げると、冬とは違った、液体のような濃い青空に遭遇したりする。日差しが強く、コントラストが高いからそう感じるのだろうが、下から見上げても「ああ、地球にいるんだな」と感じる。


今日はいつになく視界がよく、冬以外はあまり見えない明石海峡大橋までくっきり見える。まとまった雲の流れもよく、今日あたりは夕立でもあるかなとの期待通りに見本のような通り雨が来たのが4時頃。虹が出てもおかしくない条件だったのでカメラを取り出して空を追っていると、虹には遭遇できなかったが、夕焼けが面白いことになりそうなことに気がついた。

今年の春頃から「微速度動画」というものに少し凝っている。
微速度動画というのは高速カメラで撮影するスローモーションの逆で「遅く撮って早回しする」動画のこと。空や植物など「動いてはいるけどもゆっくりすぎて分からない」ものの動きを分かりやすく表現するために用いる手法で、昔は専用の機材や環境がが必要だったが、今はカメラとソフトの技術で、手間は掛かるが手軽に出来るようになったので素材を見つけては時々練習をしている。

今日の場合は夕焼けがきれいに出そうだったので日没までを動画にしようと決める。
太陽を撮影するので、あまり角度が高いうちからだとカメラを痛めてしまうので日没の30分前から。構図と露出を決め、10秒に1回の間隔で撮影するようにタイマーをセットする。30分で約200コマ、長いように思えるがこれでもたった6秒半の動画にしかならない。

最後は撮影した200枚の写真を、そのままでは大きすぎるので動画のサイズに解像度を落とし、ソフトでアニメーション化して動画に書き出したのがこれ。

太陽といえば昨日から大きめの太陽の磁気嵐があったらしく、日本でも北の方ではオーロラが見られるかもと予測されていたが、結局はそこまでも至らなかったらしい。いつかオーロラは見てみたいが、世界中でオーロラが見えるぐらいの磁気嵐が起これば眺めて喜んでる場合ではなくなる。人工衛星が制御できなくなったり、電力などのインフラが深刻なダメージを受けるとも言われている。「宇宙天気予報」などというものもあり、地上の天気を予報するために回っている人工衛星にも天気予報が必要なのである。